沖縄の桜 そのおもしろさ

沖縄の桜を見たくて、週末に沖縄に行ってまいりました。沖縄の桜祭りは、島の一番寒いところからはじまります。

日本一早い桜の開花は、沖縄県の北部地域の本部という地域です。しかも山の上から開花します。桜は寒い地域から開花します。だから南部の那覇では、まだしばらく開花しないのです。

では今春最初の桜をご紹介します。

この桜の品種は、琉球寒緋桜です。

関東地方でも寒緋桜は2月頃から開花しますが、沖縄より花は開きません。開花している傍から結実しているものもあって、その不思議に感激しました。

桜の実と言うと、サクランボのことを思うでしょう。でもこれは桜の花から結実した実です。

花の桜にも実がなるのです。

実の話から、 沖縄の桜で驚いたのは、桜の咲く傍にパアパイヤの実が実のっているのです。

写真をご覧ください。ピンク色は桜の花々です。その真ん中にポツンと緑色の植物があるのがわかりますか。それがパパイヤで、実をつけています。南国ならではの風景だと思います。これ以外にも、南国らしい風景は下記の写真をご覧ください。

青い海を背景に見る桜です。従来の桜を愛でる状況とは大きく変わります。 もうじき札幌では雪祭りが始まりますが、桜の開花はそれより早いのです。

那覇に戻りました。那覇市のモノレールは空港と首里城を結んでいます。モノレールで首里城に行きました。

首里城内では花祭りが行われていました。城内で踊りが披露されており、その衣裳は、青い空の下で輝いていました。

すっかり冬だということを忘れてしまいました。

この小旅行で、日本が縦長の国だと実感しました。そして、桜という花を巡って、人々の捕らえ方が大きく違う事を実感しました。

この沖縄で桜は、ブーケンビリヤやハイビスカスの花と共に咲いています。だから、桜は関東の春の象徴と同じではありません。でも、沖縄の春かもしれません。

青い海、緑深い山々の中に咲く桜を愛でて、愉しい旅を終えました。 沖縄大好きです。

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