山梨のさくらを訪ねて

山梨県は桃で有名な処ですが、桜も多く咲いています。4月6日は東京近郊は快晴で、都内から山梨県韮崎市までの道のりには、桃と桜が同時に咲いて美しい風景の連続でした。

桜を愛でるだけでなく、桜を愛でるために歩くこと。それを目的としたツアーがあります。それは「えこる」という健康靴の会社主催の企画です。えこるの健康靴を履いて、元気に歩いた人は53名いて、私もその一人として山梨県の桜を2本見てきました、

第一番目の桜は、韮崎市にある「わに塚の桜」で、樹齢300年、品種は江戸彼岸桜です。周囲は八ヶ岳をはじめ360度山々に囲まれた高台の田んぼの中にぽつんと1本咲いています。その立地ものどかなので、のびのびと枝を広げている桜です。花の色は薄桃色で、実にのどかに咲いていました。 昨日は天気も良く、花は満開で、木の下にはカメラマンの群れでしたが、その気持ちもわかります。

桜だけでなく、周囲の風景も素晴らしく、四季折々の風景も見てみたいものです。

その後 韮崎市穴山地区のふれあいセンターで昼食をとりました。

そこに咲く染井吉野も満開でした。満開の桜が咲く庭からも、遠くの山々に桜が咲いてるのが見えました。「山があっても山梨県」と言いますが、山々の美しい県だと思いました。

次に訪れたのは、山高神代桜です。北斗市にある実相時という寺の敷地にある桜で、品種は江戸彼岸、花は色薄桃色の一重花です。樹齢2000年と言われていますが、本当のところはわかっていないようですが、日本一古い桜と言われています。

今ではちょっとみじめな姿ですが、かつては高くて大きな木でした。この老木は、折れて今の姿になって、幾度となく枯れかかってきましたが、人間の手でこのような姿になっても生き続けられる手当をされています。

花は4年間の樹生回復の手当の結果でしょうか、何厘も玉のような房を付けて咲いていました。 とても張りのある花びらで、周囲の花より元気に咲いている感じがしました。

4月3日満開宣言がされた3日後でしたが、開ききらない花も多くありました。

この桜だけでなく、周囲には山形県の久保桜をはじめ、日本の名木と呼ばれる桜の2世がたくさん植えられておりました。 黄色の水仙も多く植えられていて、背景の山々を含めて見応えのある風景です。

この寺を2月に訪ねた時、とても殺風景でしたが、今や春の色にあふれていました。

今年の桜は寒さのせいか、だいぶ長く咲いてくれるのではないでしょうか。次の桜はどこに行こうか、ただ今検討中です。

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