染井吉野 2

染井吉野の出生については、まだ誰も分っていないようです。しかし、染井吉野など簡単につくれると言う人物が一人います。

その人は横浜に住む育種家で、サクラを育種して40年以上の経験者です。彼の育種理論は、とても私は理解できません。一度 彼の農園に樹木の専門家と訪ねたことがあります。しかし、その専門家さえ彼の理論を理解することはできませんでした。

もう80歳を過ぎて、今も研究熱心な方です。

ご自宅の周囲にサクラ園を所有し、多品種のサクラを咲かせています。

3月初旬でしたが、このような見事なサクラがありました。

しかし、この方のサクラは、自ら花粉をかけ合わせ、そこから生まれたタネを蒔いて、それを木まで育種しているのです。

庭の片隅に、この写真様なサクラを見ると、彼がタネから栽培している様子を想像することができます。

このような人に会うと、染井吉野はつくれるのに、その作り方を秘密にしているだけなのかな?と思うことがあります。

どのような分野でも、その道の専門家たちの中で、意見や見識の違いから1つの答えに到達できないことが多いものです。

染井吉野をつくったと語っておられ、それは本当だと思います。そして、彼のサクラは世界各地に植えられています。日系人の求めに応じて寄付しているからです。2006年にはブラジル、サンパウロ市の日系人に贈られました。サンパウロ市内に植樹されています。

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