千代田区は桜の町

千鳥ヶ淵の桜ばかりが注目されてますが、靖国神社も靖国通りも、代官町通りも、内堀通りも桜が植えられているのですから花でいっぱいの町です。

靖国通りの桜並木

地下鉄九段下駅のA2出口から地上にあがると、武道館の入り口の一つに田安門があります。靖国通りの桜は、田安門の交差点を市ヶ谷見附までの1,4kmに植えられています。古くからこの通り添いに暮らす人の記憶では、昭和35(1960)年頃は桜並木の美しい通りでした。ところが、靖国通りは「都道」なので東京都の制作により銀杏並木となった時期がありました。その後住民の強い希望を東京都に申し出て、桜並木に戻してもらったという経緯があります。

北の丸公園の桜

北の丸公園は、江戸時代時代は城北北の丸と呼ばれ、武家屋敷のあった処です。明治時代になって、陸軍の近衛師団兵営地練兵場でした。第2次世界大戦後は、警察学校や宮内庁の庁舎が置かれていました。

昭和38(1963)年になると、建設省によって国民森林公園として整備がはじまり、池も人工的に作られました。

昭和44(1969)年に、昭和天皇の還暦を記念して、北の丸公園の一般公開が始まりました。その後、平成5(1993)年には、令和天皇ご成婚を祝い、36品種76本の桜が植栽されました。

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